先の大戦で沖縄並びに航空戦に散華された先輩、同僚、また運命を共にした航空機材の冥福を祈ります。 沖縄翼友会
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令和元年度慰霊祭

令和元年10月26日(土)晴れ。この一週間の沖縄の気温は例年より涼しく、当日も最高気温26度という清々しい晴れの中、沖縄県摩文仁の丘にて、第五十六回航空関係戦没者並びに航空機材を祀る空華之塔及び第四十回陸軍飛行第十九戦隊、飛燕特攻之碑並びに第三十ニ回南方航空輸送部戦没者慰霊碑の合同慰霊祭を執り行いました。

令和元年度慰霊祭 追悼の言葉

追悼の言葉

昨年に続き今年も相次ぐ台風の飛来に気をもみましたが、天上の御霊のお陰で晴天に恵まれ、本日ここに第五十六回空華之塔及び第四十回陸軍飛行第十九戦隊飛燕特攻の碑並びに第三十ニ回南方航空輸送部戦没者慰霊碑の合同慰霊祭を挙行するに当り、県内はもとより県外各地から、公私共にご多忙のところ、ご出席ご参列を賜りました皆様方に対し深甚たる敬意と感謝を捧げ、甚だ僭越ではございますが、三慰霊碑を代表して追悼の言葉を捧げます。

今を去る七十四年前の昭和二十年八月十五日を以って太平洋戦争は沖縄を天王山として終結しました。例え悲しい敗戦に終わったとは言え、地球の半ばを覆った広大な戦域を舞台として優勢な連合軍の空軍を対手に戦い抜いた我が航空勢の健闘は申すに及ばず世界の人々のひとしく認めるところでありまして、軍官民の搭乗員はもとより、整備、通信、輸送、補給、警備等に従事した人達や飛行機その他航空機材の生産に日夜、精魂を傾注された人々の偉大な功績は我が国の歴史と共に永久に忘れることの出来ないところであります。

空華之塔建立以来、私共沖縄翼友会は、毎年慰霊祭を行って参りましたが、年月と共に会員の老齢化及び減少に悩まされましたが、その間塔周辺の清掃、草刈り等の作業に当摩文仁祈念公園財団樣、航空自衛隊与座岳分屯基地の隊員の皆樣、更に一昨年塔敷地内に建立されました台湾之塔、日本台湾平和基金会樣からは、空華之塔敷地周辺のフェンス設置のご奉仕を頂き感謝感激の極みであります。

平成の時代も令和の世となり、新しい天皇の即位の儀式も滞りなく終了いたしました。世界の平和達成には未だ道遠しの感がありますが、私共はそれに怯むことなく人類の英智を尽くしてその困難を取り除く努力を続けることが、私共の責務だと考えております。

本日ここ摩文仁の丘で生き延びた私共がご案内の皆様方をお迎えして、ささやかな慰霊の式典を挙行するに当り諸霊らのご冥福を祈ると共に、祖国と郷土の繁栄、そして今回台風被害に遇われた被害者の皆様方の速やかな復興再建にお加護を賜らんことを祈って追悼の言葉といたします。

令和元年十月二十六日
沖縄翼友会 会長 玉那覇 徹次

(代読)崎浜 秀光

令和元年度慰霊祭 空華之塔空華之塔

令和元年度慰霊祭 南方航空輸送部戦没者慰霊碑南方航空輸送部戦没者慰霊碑

令和元年度慰霊祭 陸軍飛行第十九戦隊飛燕特攻之碑陸軍飛行第十九戦隊飛燕特攻之碑

令和元年度慰霊祭 追悼の言葉追悼の言葉

令和元年度慰霊祭Photo04これより黙 祷

令和元年度慰霊祭Photo05以下献花

令和元年度慰霊祭Photo08

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令和元年度慰霊祭Photo33

令和元年度慰霊祭Photo34

令和元年度慰霊祭Photo35同期の桜を合唱1

令和元年度慰霊祭Photo36同期の桜を合唱2

令和元年度慰霊祭Photo37閉会の辞

令和元年度慰霊祭Photo38式典後の記念撮影①

令和元年度慰霊祭Photo39式典後の記念撮影②

令和元年度慰霊祭Photo40式典後の記念撮影③

参列者

(南西航空輸送部 ご遺族) 4名様

(航空自衛隊関係) 10名様

(退官自衛隊 元空自関係) 3名様

(那覇市市会議員) 大山 孝夫様

(沖縄海友会 副会長) 門馬 則雄 様

(沖縄防衛協会 事務局長) 山縣 正明様

(摩文仁平和記念財団 事務局長) 又吉 全盛様

(日本台湾平和基金会 理事) 錦古里 正一様

古堅 政尚樣

御供

航空自衛隊関係者樣

南西航空輸送部ご遺族樣

(沖縄翼友会会員)

濱松 昭、崎浜 秀光、比嘉 謄、大嶺 皓一、清島 厚生、島袋 朝永、宮野 清治、根路銘 敦

空華之塔(くげのとう)について

太平洋戦争は沖縄を天王山として終結しました。例え悲しい敗戦に終わったとは申せ、地球の半ばを覆う広大な戦域を舞台として優秀な連合軍の空軍を対手に戦い抜いた我が航空勢の健闘は国民は申すに及ばず世界の人々の・・・>>>つづき空華之塔 Okinawa yoluyukai

アクセス

沖縄県平和祈念公園内に空華之塔はあります。那覇から平和記念公園は約22kmあります。沖縄本島の最南部糸満市摩文仁ありバス、タクシーもご利用できます。・・・>>>つづき案内地図 Okinawa yoluyukai

沖縄航空史

琉球王「尚 穆」(しょうぼく)の時代36年の頃、首里士族で花火師の安里周当(あさとしゅうとう)が凧(たこ)用の飛翔体で、南風原村(はえばるそん)字津嘉山(あざつかざん)部落の自宅および付近の山野で飛行したとの逸話伝説あり。・・・>>>つづき飛び安里Photo:南風原町観光サイト
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寄付について

戦後70年が過ぎ会員の高齢化と会員数の減少に伴い、維持管理の費用もそれぞれが持ち出しという状況になっています。先の大戦で勇敢に戦った英霊の功績を後生に残したい思いでなんとか維持しいるのが現状と申せましょう。航空関係者のみならず多くの日本の方々に心よりご支援の程御願い申し上げます。 Okinawa yoluyukai