令和7年10月25日(土)曇り時々晴れ時折にわか雨。数日前まで気温は例年より低かったのですが、当日最高気温30度、湿った空気で蒸し暑かった日でした。途中にわか雨で10分間中段しましたが、沖縄県摩文仁の丘にて、第六十一回航空関係戦没者並びに航空機材を祀る空華之塔、第四十五回陸軍飛行第十九戦隊飛燕特攻之碑、第三十七回南方航空輸送部戦没者慰霊碑の合同慰霊祭を無事執り行われることができました。
追悼の言葉
本日ここに、沖縄翼友会慰霊祭を執り行うにあたり、 先の大戦において尊い命を捧げられた英霊の御霊に、 謹んで哀悼の誠を捧げます。
この沖縄の地は、太平洋戦争末期の熾烈な戦いの舞台となり、 多くの若者たちが、特攻隊として、あるいは地上戦において、 命のすべてを国家と家族の未来に捧げられました。 かつて、戦友としてともに空を駆けた方々が語り継いできた想い、 その生の声が、昨年をもって完全に途絶えました。 この現実の前に、私たちは深く考えざるを得ません。 「語り部」がいなくなった今こそ、 その記憶を、心の中でどれだけ生かし続けることができるのか―― それは、私たちに託された責任であり、使命であります。 本年、沖縄翼友会は創立61年を迎えました。 戦後の混乱の中で、英霊を想い、戦友の絆を守り、 慰霊と平和の誓いを胸に歩み続けてきたその歩みは、 今まさに、次の世代へと継承されようとしております。 私たちは、過去を語る者であるだけでなく、 未来に責任を持つ者として、 「記憶の継承者」でなければなりません。 英霊の皆様が、命をかけて守ろうとしたもの―― それは、戦うことではなく、平和を築くこと。 自由を奪うことではなく、人々の笑顔と未来を守ること。 だからこそ、私たちは今を生きる者として、 その志を次の世代に伝え、 この慰霊祭を単なる儀式で終わらせるのではなく、 「祈りを行動へ」と昇華させてまいります。 子や孫の世代が、「戦争を知らない」ままであってほしい。 そのために、私たちは過去に向き合い、語り、考え、そして祈り続けます。 英霊の皆様、どうか安らかにお眠りください。 私たちは、あなた方の命が願った未来を、 この手で守り、繋いでまいります。 ここに深い感謝と決意を込めて、 追悼の言葉とさせていただきます。令和七年十月二十五日
沖縄翼友会会長 根路銘 敦
三慰霊碑
集合写真
国歌斉唱
会長挨拶
黙祷
追悼の言葉
以下献花





同期の桜 斉唱
同期の桜 斉唱2
閉会の辞 沖縄翼友会事務局長 島袋 朝永
集合写真
ご参列誠にありがとうございました。
懇親会の参加、ありがとうございました。
親睦会
親睦会2
参列者
(航空自衛隊関係) 13名様
(陸上自衛隊関係) 3名様
(海上自衛隊関係) 1名様
(空自退官自衛官) 3名様
(沖縄防衛協会 事務局長) 平田 喜彦様
(日本台湾平和基金会 理事長) 西田 健次郎様
(日本台湾平和基金会 理事) 西田 ひとみ様
(沖縄海友会 会長) 門馬 規雄様
(空挺同志会沖縄支部 支部長) 桃原 浩太郎様
(沖縄防衛協会 前事務局長) 山縣 正明様
古堅 政尚様
(ブーゲンビル島戦没勇士之塔 管理人) 又吉栄一郎様
(隊友会 沖縄支部 副会長) 中原 誠様
(南方航空輸送部 ご遺族) 7名様
御供
航空自衛隊県外勤務関係者12名樣
沖縄県摩文仁平和祈念財団樣
花代
一般社団法人日本台湾平和基金会樣
南方航空輸送部ご遺族樣
(沖縄翼友会会員)
根路銘 敦、島袋 朝永、梅田 正宏、大山 孝夫、宜保 安孝、仲間 信之、石田 明敏、小山 幹太、武田 春喜、小野 清、新垣 善博、屋良 朝彦、宮野 清治
太平洋戦争は沖縄を天王山として終結しました。例え悲しい敗戦に終わったとは申せ、地球の半ばを覆う広大な戦域を舞台として優秀な連合軍の空軍を対手に戦い抜いた我が航空勢の健闘は国民は申すに及ばず世界の人々の・・・>>>つづきOkinawa yoluyukai
沖縄県平和祈念公園内に空華之塔はあります。那覇から平和記念公園は約22kmあります。沖縄本島の最南部糸満市摩文仁ありバス、タクシーもご利用できます。・・・>>>つづきOkinawa yoluyukai
琉球王「尚 穆」(しょうぼく)の時代36年の頃、首里士族で花火師の安里周当(あさとしゅうとう)が凧(たこ)用の飛翔体で、南風原村(はえばるそん)字津嘉山(あざつかざん)部落の自宅および付近の山野で飛行したとの逸話伝説あり。・・・>>>つづきPhoto:南風原町観光サイト
Okinawa yoluyukai
戦後70年が過ぎ会員の高齢化と会員数の減少に伴い、維持管理の費用もそれぞれが持ち出しという状況になっています。先の大戦で勇敢に戦った英霊の功績を後生に残したい思いでなんとか維持しいるのが現状と申せましょう。航空関係者のみならず多くの日本の方々に心よりご支援の程御願い申し上げます。 Okinawa yoluyukai