先の大戦で沖縄並びに航空戦に散華された先輩、同僚、また運命を共にした航空機材の冥福を祈ります。 沖縄翼友会
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月例懇親会及び総会

令和5年1月27日午後7時から、浦添市内の飲食店で恒例の月例懇親会及び年度のスタートとして総会を開催しました。新型コロナ禍で3年余り月例懇親会も出来ませんでしたが、昨年の後半期から徐々に、県内の諸行事も再開する中、令和4年度無事に合同慰霊祭も開催することができました。今年はますます行動が自由になることを願っています。

この3年の間に当会会員がお三方(崎浜前事務局長、大嶺さん、神村さん)が逝去されました。お三方の冥福を祈りつつ、先輩達がこれまで支えてきた沖縄翼友会の意義を引き継ぎ、私たちが先人の方々の思いも含め広く後世に伝えるべく諸活動をとおして、微力ながら社会に貢献できればと思っております。

令和5年1月27日 月例懇親会

この2年余り実働できる会員は6名でたが、今回当会に賛同頂き、タイ在住の石田さん、大山那覇市議会議員、宜保豊見城市議会議員、民間航空会社パイロットの土屋さんが入会され10名になりました。また玉那覇会長、濱松事務局長もご健在で総勢12名です。

令和5年1月27日 月例懇親会①

この日は、島袋事務局長代行の進行で収支決算書の確認と事業報告と今年度の事業計画を確認いたしました。毎年県内外より心温まる励ましと寄付があり慰霊祭開催の費用に大いに役立たせていただきました。

また今回、根路銘会長代行より、令和4年度の事業及び活動報告と今年度の事業計画で新たに空華之塔の老朽化による今後の維持管理に関する提案がなされました。

令和5年1月27日 月例懇親会②

空華之塔は幾年にもわたり、先輩会員の方々が年齢も顧みず毎年慰霊祭の開催前に手作業による補修を続けて来ました。しかし現在実働できる会員数も減り作業も数日かかる上、スケジュール調整も難しくなっています。

そこで今回の総会において、根路銘会長代行より、作業の軽減のため、塔の外装として御影石による補修工事の提案がなされまいた。

令和5年1月27日 月例懇親会④

しかし現在の当会の財政は、慰霊祭の開催が出来る程度が精一杯です。そこで今回の総会では、補修工事費用の見積、また費用の捻出方法等話し合いました。

令和5年1月27日 月例懇親会⑤

昨今全国で戦没者の碑や慰霊塔など、支援者の高齢化や後継者不在、遺族会の消滅などにより維持管理ができなくなり慰霊行事の停止や老朽化した慰霊碑の埋没処理などが増えているそうです。

当会の関係する遺族会も高齢化しており、また当会が管理する飛行第19戦隊飛燕特攻之碑の遺族会は既になく当会の会則にある「航空関係慰霊碑等の維持管理の受託」に従い辛うじて保っているのが現状です。

沖縄翼友会は在沖縄旧航空関係者20名で沖縄飛行クラブ結成から来年で70年、そのあと沖縄戦における航空関係戦没者慰霊塔建立の運動が始まり、日本航空、防衛省(当時)の協力を経て沖縄側に於て「沖縄戦戦没航空人慰霊等建立期成会」が発会。昭和39年10月31日(1964)空華之塔が完成し数えて来年60年を迎えます。

根路銘会長代行は、この節目として空華之塔の劣化防止の補修工事を行ない先人の思い、先輩達の意思を後世に恒久的に伝えられるよう整備事業を行ないたいとのことです。

今後、この提案を具体化し実現できるよう次回の月例懇親会の場などで詰めてゆく予定です。

(お読みいただきありがとうございました。)

空華之塔(くげのとう)について

太平洋戦争は沖縄を天王山として終結しました。例え悲しい敗戦に終わったとは申せ、地球の半ばを覆う広大な戦域を舞台として優秀な連合軍の空軍を対手に戦い抜いた我が航空勢の健闘は国民は申すに及ばず世界の人々の・・・>>>つづき空華之塔 Okinawa yoluyukai

アクセス

沖縄県平和祈念公園内に空華之塔はあります。那覇から平和記念公園は約22kmあります。沖縄本島の最南部糸満市摩文仁ありバス、タクシーもご利用できます。・・・>>>つづき案内地図 Okinawa yoluyukai

沖縄航空史

琉球王「尚 穆」(しょうぼく)の時代36年の頃、首里士族で花火師の安里周当(あさとしゅうとう)が凧(たこ)用の飛翔体で、南風原村(はえばるそん)字津嘉山(あざつかざん)部落の自宅および付近の山野で飛行したとの逸話伝説あり。・・・>>>つづき飛び安里Photo:南風原町観光サイト
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寄付について

戦後70年が過ぎ会員の高齢化と会員数の減少に伴い、維持管理の費用もそれぞれが持ち出しという状況になっています。先の大戦で勇敢に戦った英霊の功績を後生に残したい思いでなんとか維持しいるのが現状と申せましょう。航空関係者のみならず多くの日本の方々に心よりご支援の程御願い申し上げます。 Okinawa yoluyukai