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トラトラトラ!真珠湾攻撃の旧海軍機を「復元」 佐伯市の戦争遺構研究グループ産経新聞2016.8.13

3人乗りの九七式艦上攻撃機(宇佐市民図書館提供)3人乗りの九七式艦上攻撃機(宇佐市民図書館提供)

大分県佐伯市の戦争遺構研究グループ「歴進会」が、旧日本海軍の攻撃機「九七式艦上攻撃機(九七式艦攻)」の原寸大レプリカの製作を進めている。佐伯海軍航空隊にゆかりある飛行機だ。同グループは「復元」によって、地元・佐伯に深く関係する戦争の記憶を後世に残し、理解を深めたいと思いを込める。(村上智博)

佐伯海軍航空隊は昭和9年に開隊した。瀬戸内海から連合艦隊などが出撃するときに、豊後水道の安全を確保するのが主要目的だった。市内には、佐伯海軍航空隊の掩体壕(えんたいごう)などの戦跡が点在する。

佐伯湾で演習

16年12月の真珠湾攻撃に際して連合艦隊機動部隊は、佐伯湾を攻撃目標である真珠湾に見立てて最後の演習を行い、出撃した。

この真珠湾攻撃で、投入されたのが、空母に搭載される九七式艦攻だった。歴進会の望月久生会長(62)やメンバーで佐伯市議の河野豊氏(66)ら13人は、戦後70年の節目を迎えた昨年夏、九七式艦攻の復元計画を思い立った。

復元といっても実物大のレプリカ作りだ。設計図が手元になかったため、72分の1スケールの精巧なプラモデルの図面を基に、実物のサイズを割り出した。材料は厚さ12ミリの合板を使う。精密測定具を用いて、部品ごとの線を墨で描く。のこぎりで丁寧に切り取った上で、表面を強化プラスチックで補強し、塗装も施す。

すべて手作業

材料の調達は、メンバーの建設会社社長らが主に担った。とはいえ、日頃の仕事の合間を縫いながら、しかもすべてが手作業だけに、思うように進まない。主翼だけでも長さは15メートルもある。こうした大きな部品はいくつかのブロックに分けて作り、市内の土木会社に依頼し、保管している。歴進会は平成3年に発足した。今年12月には、発足四半世紀の記念イベントを開く。九七式艦攻のレプリカは、イベントまでの完成を目指している。

「復元」途中の九七式艦攻の主翼部分について説明する「歴進会」の望月久生会長(左)と河野豊氏=大分県佐伯市「復元」途中の九七式艦攻の主翼部分について説明する「歴進会」の望月久生会長(左)と河野豊氏=大分県佐伯市

風化させぬ

佐伯海軍航空隊の兵舎跡には現在、「佐伯市平和祈念館やわらぎ」があり、旧海軍の歴史を今に伝える。望月氏は「まだ、骨組みの状態で、記念イベントに間に合うか微妙だが、それでも気長に頑張りたい。細部に入るとより時間はかかるだろう。最後まであきらめずに作り、完成したら『やわらぎ』で展示したい。すべては戦争を風化させないためです」と語った。


九七式艦上攻撃機とは 日本海軍として初の全て金属製で主翼が1枚の攻撃機。中島飛行機、三菱重工業が生産したが、主に中島飛行機製で真珠湾攻撃にも参加した「九七式三号艦上攻撃機」のことを指す。3人乗りで、前席が操縦席、中席が偵察席、後席が機関銃座。機体サイズは全長10・3メートル、全幅15・5メートル。大戦中期以降は、哨戒活動や輸送船団護衛に就いた。(産経新聞2016.8.13


空華之塔(くげのとう)について

太平洋戦争は沖縄を天王山として終結しました。例え悲しい敗戦に終わったとは申せ、地球の半ばを覆う広大な戦域を舞台として優秀な連合軍の空軍を対手に戦い抜いた我が航空勢の健闘は国民は申すに及ばず世界の人々の・・・>>>つづき空華之塔 Okinawa yoluyukai

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沖縄県平和祈念公園内に空華之塔はあります。那覇から平和記念公園は約22kmあります。沖縄本島の最南部糸満市摩文仁ありバス、タクシーもご利用できます。・・・>>>つづき案内地図 Okinawa yoluyukai

沖縄航空史

琉球王「尚 穆」(しょうぼく)の時代36年の頃、首里士族で花火師の安里周当(あさとしゅうとう)が凧(たこ)用の飛翔体で、南風原村(はえばるそん)字津嘉山(あざつかざん)部落の自宅および付近の山野で飛行したとの逸話伝説あり。・・・>>>つづき飛び安里Photo:南風原町観光サイト
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